エシカル4周年を迎えて

エシカル4周年を迎えて

2019年03月20日

みなさまの厚いご支援のおかげをもちまして、エシカル4周年目を迎えることができました。

いま、注目しているコマーシャルがあります。
あるアパレルブランドのテレビコマーシャルなのですが、そこで「エシカルへ」という言葉が使われているのです。

エシカル発足の少し前の出来事です
その当時は皆さんにもお知らせしてましたので、記憶にある方もいらっしゃると思います。
バングラデシュで、ビルが倒壊し、1,000人を超える死者が出る事故がありました。
商業用のビルに入居していたのは、縫製工場です。
前日には、ビルの亀裂が見つかっていたのに、工場のオーナーは安全よりも売り上げと納期を優先させたのでした。
崩れたビルから、遺体とともにみつかったのは、欧米のブランドのタグがついた衣料品です。

2000年代から、ファストファッションという言葉が世の中を席巻するようになりました。H&M、ユニクロ、GAPといったブランドは、すっかり見慣れたものになっています。
デザインに優れ、安い価格で提供される衣料品は、私たちの暮らしを豊かにしたように見えます。しかし、その影には、ビルの下敷きになった工場労働者たちがいたのです。
(ドキュメンタリー映画『THE TRUE COST』が、こうしたファストファッションの問題を鋭く追及しています)

日々のなかで、漫然と買い物をするのでなく、その先になにがあるのかに、興味・関心をもち、調べ、意志をもって選んでいく、そのことが「エシカル」なのだと思います。

エシカルであることが、もっと意識される世の中をつくる。4周年を迎えたエシカルは、その一端を担いたいと考えています。

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